玉掛免許はすぐに現場で使える免許!クレーン操作において絶対に必要です
クレーンを扱う際には玉掛の免許が必須になります。一体どのように取得できるのでしょうか?
玉掛の免許や取得に必要な講習についてご紹介します。
クレーンを扱う際には玉掛の免許が必須になります。
一体どのように取得できるのでしょうか?玉掛の免許や取得に必要な講習についてご紹介します。
・玉掛とは?
玉掛とは、つり上げ荷重1トン以上のクレーンや移動式クレーンなどを使用して荷をつり上げる時に、ワイヤロープやチェーン及びその他玉掛け用具を用いて、荷をクレーンなどのつり具に掛けたり、外したりする作業のことをいいます。
・玉掛資格の種類玉掛資格には下記の2種類があります。
○特別教育1t未満のクレーンでは玉掛ができますが、それ以上の重量ではできません。
○技能講習クレーンの重量に関係なく玉掛が行えるようになります。
特別教育は学科・実技の講習で構成されています。
事業者は、つり上げ荷重5t未満のクレーン(移動式クレーンを除く)の運転の業務に労働者を就かせるときは、安全又は衛生のための特別な教育をしなければならないことが義務付けられています。
・受講資格や費用18歳以上であれば受講が可能で、必要なものは身分証明書があれば大丈夫です。
費用は実務経験やその他免許の所持状況によって変わりますので、注意して下さい。
・講習内容講習の内容は以下の通りです。玉掛技能の受講日数は3日程度なので早く資格を取得できるのが良い点です。
○学科クレーン等に関する知識クレーン等の玉掛けの方法 クレーン等の玉掛けに必要な力学に関する知識関係法令学科試験
○実技クレーン等の運転のための合図クレーン等の玉掛(実技)
・免許の更新や再教育はあるのか?
免許の更新はありません。
再教育に関しては玉掛け業務従業者安全衛生教育というものがあります。
労働安全衛生法において、玉掛け業務従事者は、一定期間(概ね5年)ごとに再教育を受講することが望ましいとされています。
内容は5時間の学科講習になります。
しかし、任意なので強制ではありません。
・玉掛の方法とは玉掛はフックとつり荷に掛けなければなりません。
以下に主な掛け方をご紹介します。
○目掛けフックに玉掛け用ワイヤロープのアイを掛ける掛け方です。
玉掛け用ワイヤロープの数により、1本づり、2本づり、3本づり、4本づりなどの種類があります。ロープの数が2本づり、4本づり、6本づりになれば半掛けと呼ばれます。
○あだ巻き掛けフックにワイヤロープを1回巻きつけて掛ける方法で、普通は4本づりまでの掛け方になります。
○肩掛けフック側に掛ける際の方法で、フックの肩の部分にワイヤロープを巻き付けて掛けます。
2本以上を同時に掛けることは少なくあだ巻き掛けのワイヤロープの巻付け位置をフックの肩部分に移すと肩掛けになります。
以上が玉掛の免許やその他の気になるポイントになります。
とても取得しやすい免許ですので、是非挑戦してみて下さい。