知っておかないと損する!? フォークリフトのチルト操作
「チルト操作って何?」
タイトルを見て、このように思われた方もいらっしゃるでしょう。
チルト操作はパレットやモノを運ぶ際に欠かせない操作です。
チルト操作を行わないと、モノを壊してしまうだけでなく、フォークリフト自体も壊れてしまうことがあるのです。
教習所でもチルト操作に関する説明は行いますが、あらかじめ概要を知っておくことで知識が身に付き、スムーズに教習を進めることができます。
チルト操作をしっかりと身に付けて、職場で重宝される人材になりませんか?
そこで、今回はフォークリフトのチルト操作についてご説明します。
まず、「チルト」という言葉についてです。
英語に親しまれている方は、「チルト」、又は「ティルト」という言葉を聞いただけで意味がわかるかもしれません。
「チルト」とは、英語で「傾けること」を意味します。
その意味のとおり、『荷物を運ぶフォークを「傾けること」』を「チルト操作」というのです。
では、どのように傾けるのでしょうか。
フォークリフトの座席には、チルトレバーというものがあります。
このチルトレバーを操作することで、フォークを上下させる「マスト」という部分を前後に傾けることができるのです。
次に、「チルト操作」の意味についてお伝えします。
「何で傾ける必要があるの?」
先程の説明を受けて、このような疑問を抱かれた方は少なくないでしょう。
冒頭で「チルト操作を行わないと、モノやフォークリフトが壊れる」旨をお伝えしました。
正確には、「チルト操作を行わず、フォークの爪が上向きの状態でパレットやモノを運ぼうとすると、爪の先がそれらに引っかかってしまい、壊れてしまうことがあります。」ということです。
モノを運ぶ際、フォーク(爪)はマストを後傾にして積み荷の前方への落下を防止することが基本です。
そうすることで、モノを爪の付け根に密着させることができ、積み荷の転落や破損を防ぐことが可能となります。
私達も、重いものや大切なモノを段ボールに詰めて運ぶ時には、下に手を入れたり、抱え込むように持ったりしますよね。
フォークリフトで荷物を運搬する際も、チルト操作を行うことでその状態を作ることができるのです。
荷物は丁寧に持って、傷をつけないようにしましょう。
今回は、パレットやモノの運搬に欠かせない「チルト操作」についてご説明しました。
チルト操作を習得できなければ、モノを運搬することができません。
実際の職場で、製品を壊してしまうことは許されませんよね。
チルト操作を完璧に習得して、製品を傷つけない運搬をマスターしましょう。