クレーン講習で実技試験がパス!初心者は絶対に教習所がおすすめ
車の免許と同様に、クレーンも教習所で実技試験をパスすることができます。
今回クレーンでの講習の内容をご紹介します。クレーンの免許で人気のクレーン・デリック運転士免許を例に話を進めたいと思います。
○クレーン・デリック運転士免許とは?
クレーン免許とデリック免許は、以前は構造体が違うことからそれぞれ別々の免許でしたが、2006年に統合されて、今のクレーン・デリック運転士免許になりました。
ちなみにデリックとは、動力をもって荷をつり上げることを目的とする機械装置のことで、ブームの操作とはまた別に原動機が設けてあり、それによってワイヤロープを操作するもののことです。
○教習所の実技講習の概要
・受講資格
18歳以上になります。
・講習日数・講習時間
教習科目の基本運転、応用運転、合図の基本作業について、合計9時間程度になります。
学科も希望する方は講習時間が追加で増えます。
・実技講習の受講料
実技教習の受講料は113,400円のところが多いです。
・実技試験
教習終了後当校検定員が実技試験を行います。
もし、不合格の場合でも、補習2時間(料金12,600円)で再試験が受けられます。
・修了証の発行
当校の試験に合格した人には実技修了証を発行します。
修了証は発行日から1ヵ年間、実技免除として日本全国で通用します。
現在学科試験に合格されている方は当校で実技だけ修了致しますと免許が交付されます。
○様々な技能講習
次の資格を持っていれば、免許がなくても、クレーンの一部が操作可能です。
それは小型移動式クレーン、玉掛け(1トン以上)、床上操作式クレーンの3つになります。
運転士免許を持っていても取得している必要があります。
・小型移動式クレーン
小型移動式クレーンは、吊り上げることができる荷重が5トン未満の移動式クレーンを指し、修了するためには所定の学科講習を13時間程度、実技講習7時間の受講が必要になります。
受講費用は3万円程です。
・玉掛け
玉掛けとは、クレーンのフックに荷を掛けたり、外したりする作業を指します。
3日間の学科と実技の講習で、費用は2万円程になります。
・床上操作式クレーン
床上操作式クレーンとは、押しボタンスイッチのケーブルがホイスト又はトロリからつり下げられ、床上で運転の操作をするクレーンです。
3日間学科や実技の講習があり、費用は2~3万円程です。
床上操作式クレーンのロープから荷を掛けたり外したりする作業には、玉掛けの資格も必要になります。
特別講習といったものもありますので、各教習所でどんな技能講習があるのかしっかり把握しましょう。