年末にむけたフォークリフトでの安全対策と安全運転のお願い
フォークリフトの事故で多い4つのパターン
年末年始で忙しくなってくる時期ですが、それに伴いフォークリフトでの事故も増えてきます。本日はフォークリフトの事故で多い4つの代表的なパターンをご紹介します。
①荷物や棚にお尻をぶつける
②フォーク(爪)を上げたまま走行して追突
③急旋回して横転
④プラットホームから転落
この文章を読んでいる人の中には、もしかしたら心当たりのある方がいるかもしれませんね。
狭い作業スペースで、人手も時間も足りずに「少しでも多くの荷を積み、少しでも早く運びたい」という気持ちは分かります。しかし、荷崩れや事故を起こしてしまうと余計に時間もお金も掛かり、場合によっては取り返しのつかないことになりかねません。
特に物流現場の場合は、人とフォークリフトが行き交い、交通整理も行われていません。だからこそ、それぞれで安全確認を行い、安全・確実を意識した運転を心がけましょう。
基本1:フォーク(爪)は最後まで差し込み、パレットはまっすぐ持つ。
基本2:崩れやすい荷物は紐かラップを巻く。
基本3:積み付けた後はフォーク(爪)を下ろす。(作業途中で電話・無線等で呼ばれても)
基本4:荷を積んだらバック走行(後方確認も忘れずに)
基本5:現場歩行者になった場合は、フォークリフトに近づかない
もちろん、これが全てではありませんがどれも基本的なことです。忙しい時期だからこそ一呼吸置いて、安全確認を行いましょう。
コロナ渦で大変な時期ではありますが、そんな時こそ悲しい思いをする事故を防ぐために、安全運転について職場内で考えていただく機会になれば幸いです。